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図3.3.2−18 航跡例2 速度(モードS)

3.3.2.5 針路
速度と同様、位置誤差より誤差が鋭敏に現れる。針路誤差例(図3.3.2−19:航跡例1(ATCRBS)・図3.3.2−20:航跡例1(モードS)、図3.3.2−21:航跡例2(ATCRBS)、図3.3.2−22:航跡例1(モードS)系列1〜4は、方式1〜4に対応)
3.3.2.5.1 等速直進運動
どの方式でも誤差はあまり大きくはなっていない。(10度以下)そのなかでも方式3は、比較的バラツキが大きくなっている。なお、図3.3.2−21,22で、前半より後半のバラツキが目立つのは、速度が遅くなり、ベクトルに対する入力データの相対バラツキが大きくなっているのと、レーダー中心から遠ざかる方向なので、入力自体のバラツキも大きくなっているためである。(図3.3.2−19,20の前半、図3.3.2−21,22の前1/3と後1/3参照)
3.3.2.5.2 減速直線運動
方式3は、特にバラツキが大きくなっている。不要な加速度計算が、減速による変動要素とあわせ、ATCRBSの場合、特に30度以上もあるなど大きくなっている。モードSの場合は、入力誤差が小さい関係からか、10度以下に収まっている。(図3.3.2−21,22の中間部の参照)
3.3.2.5.3 旋回運動
精度とはあまり関係せずに、方式1,4,2,3の順で誤差が大きくなっている。方式1の場合、50度以上、方式4の場合30度以上、方式2の場合で20度、方式3では、10度程度となっている。(図3.3.2.19,20の後半参照)

 

 

 

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